5月18日、19日に第1回臨時議会が開催されました。
この議会では、6本の議案が提出され当該委員会が開催されました。
私は本年度経済委員会の委員長をさせていただくことになり、さっそく
本会議後、委員会を召集し、翌日本会議で委員長報告をしました。
議案2号、3号は「日ハムファールボール訴訟」に関する専決処分。
平成22年8月、日ハムとライオンズの公式戦観戦中、ファールボールが衝突し、大きな傷害を負ったことに対して、平成24年7月に日ハム、札幌ドーム、札幌市に対して、設置又は管理の瑕疵のほか、運営における過失などにより、損害賠償をされたものです。
原告と札幌市の主張は真っ向から対立していましたが、今年27年3月に
札幌地裁の1審の判決がでて、「観客はボールを見逃すこともあり得るのだから、ボールを見ていない観客がいないことを前提にした安全設備の設置管理には瑕疵がある」というものでした。
これに対し、札幌市は運営における安全管理は適切になされていると控訴しており、また、賠償金の供託金として3者で分担し納付した金額についての一般会計予算の補正についてでした。
委員会の質疑では、観客の安全確保の強化を求め、供託金の財源についての質問があり、上級審の前に、和解や控訴取り下げ など、被害者に歩み寄る努力が必要などの質疑がありましたが、賛成多数でこの議案は承認すべきものと決定しました。
傷害を受けた方には本当にお気の毒としか言えませんが、スポーツ観戦については一定の覚悟をもっていただくことが必要です。また、二度と起きないように安全対策の強化を求めます。